本格的iPhoneケース-その1-

メイカーズバザールに出したiPhone用ケース。その製作プロセスを思い出しながら書いていきます。7月半ばに手に入れた3Dプリンター、そろそろ本格的になにかデザインモノを作りたくなり考えたのがiPhoneケース。スマホはいろいろあるけれどなんといっても日本ではiPhone。二年契約で本体タダ、入学シーズンならしばりなくて実質無料など長期契約ユーザーの支払いを原資に無茶苦茶な商売。そりゃiPhone独り勝ちしますって。まあアンドロイドでも良かったけどiPhoneのありがたいところは図面が公開されていること。

それじゃ素直にiPhone5s用ケースのデザインです。3Dプリンターでよく作られているのは角Rをとって押し出し、中をシェルで抜いて側面ボタン付近を切り欠くというもの。せっかく作るのだからといろいろ考える、これが楽しい時間ですな。でもって決めたのがカメラ三脚に取り付いて、サッとつけてサッとはずせる構造のケース。今までにもiPhone用の三脚対応ケースはあります。例えばこんなの

とか、三脚ブランド マンフロットのこんなの

いかにもGEARという感じでカッチョヨイ。でも3Dプリンターなんだからもうすこし肩の力を抜いたデザインにしたかったのです。それと、PLA樹脂の積層で作った「黒」はハッキリ言ってダサいです、高級感ゼロです。カラフルで楽しい色でみせるしかないのが今の3Dプリンターの宿命です(すいませんネガな意見で・・)

でこんなデザインにしてみました。画面は3D-CAD SolidWorks2012

真紅のiPhoneケース シャア専用です。(すいません、ガンダム1回も見たことないんで他人の受け売りです・・)

大急ぎで3Dプリンターで出力するもあえなく撃沈。PLA素材だと全然曲げられなくてケースにiPhoneがはまりましぇ~ん。無理にコジ入れた日にぁ二度と外せないでしょう。ということでダメ元でABSで造形。するとジン性(やわらかさ指数)がありなんとかはめ込みできるがボディが曲がっている。なんじゃこりゃ~です、はい。ABSはだんだん冷えて固まるうちに反りが出てくるんですよ。証拠写真がコレ、

ほらっきれいにスライダーがかかっているでしょ。これは試験プリントなのでシャー専用ではなくザク専用です。(シツコイちゅーに)

はてさて、どないしなもんやろと悶々と悩みます。